「キウス周堤墓群」は緩やかな斜面に立地する大規模な共同墓地で、縄文時代の墓を現在の地表面で見ることができる貴重な例です。ボランティアによる30分程度の定時ガイドが実施されていて、説明を聞きながら見学することができます。

所在地

千歳市中央410-2
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キウス周堤墓群から車で約10分、千歳市内で発掘された貴重な文化財を集めた施設。千歳エリアは、新千歳空港の建設にともなって北海道でも早くから発掘調査が行われ、300以上の遺跡が見つかり、遺物も数多く出土しています。重要文化財の動物型土製品や土面の展示をはじめ、縄文時代を中心とした地域の文化と歴史をわかりやすく学ぶことができます。

所在地

千歳市長都42-1
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室蘭方面に車を走らせること約1時間20分、「北黄金貝塚」に到着です。内浦湾（噴火湾）を望む丘の上にある集落遺跡で、現在は「史跡公園」として整備・公開されています。貝塚や復元された竪穴建物など縄文文化を体感できる展示施設のほか、道具の供養場であった水場遺構は、かつて発掘調査が行われた状態のまま展示。

所在地

伊達市北黄金町
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史跡北黄金貝塚公園には、ガイダンス施設「北黄金貝塚情報センター」が併設されています。北黄金貝塚から数多く出土した北海道式石冠（持ち手がついたすり石）や、世界最古ともいわれる骨刀（エゾシカやクジラの骨を加工した刀）などを展示。竪穴建物跡の模擬発掘や、鹿角を用いた釣り針作りなど、体験メニューも充実しています。

所在地

伊達市北黄金町75
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室蘭市内から洞爺湖方面へ移動し、2日目最初の目的地に向かいます。「入江高砂貝塚館」は、隣接する入江貝塚・高砂貝塚の発掘調査で見つかった出土品を中心に展示するガイダンス施設です。北海道には生息していないイノシシの牙を人間の歯に模した装身具や、ユニークな表情が愛らしい土偶（高砂貝塚で出土）などが見もの。

所在地

虻田郡洞爺湖町高砂44
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出土品を見学したら、それぞれの貝塚を訪れましょう。ここで発掘された土偶のモニュメントが迎えてくれる高砂貝塚は、噴火湾（内浦湾）を望む場所にあり、貝塚と墓域で形成された遺跡。貝塚からは貝類、魚骨、哺乳類の骨などが出土。墓域では、全国的にも貴重な縄文時代の妊産婦の埋葬例が見つかっています。

所在地

虻田郡洞爺湖町高砂
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貝塚館を挟んで反対側にある「入江貝塚」では、貝塚と墓域、竪穴建物跡が多く見つかっています。貝塚の断面を切り取って固めた標本を、長さ約20メートルにわたってトンネル内に展示。また、発掘調査に基づいて、縄文時代に作られたものに近い状態で建物を復元。骨組みだけの建物と、「土ぶき」の建物を見ることができます。

所在地

虻田郡洞爺湖町入江
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入江貝塚から約120キロのドライブで、森町遺跡発掘調査事務所へ。鷲ノ木遺跡をはじめとする町内の遺跡から出土した遺物や、ふだん入ることができない「鷲ノ木遺跡」のジオラマが展示されています。なかでも、森町の名物いかめしとそっくりな形をした土製品が人気で、イカ型土製品と呼ばれて親しまれています。

所在地

茅部郡森町字森川町292-24
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発掘調査事務所から車で15分ほどの場所にある「鷲ノ木遺跡」は、直径約37メートルのほぼ正円で、北海道内最大規模の環状列石（ストーンサークル）です。江戸時代に噴火した北海道駒ケ岳の火山灰に厚く覆われていたため、きわめて良好な状態で残されています。ふだんは一般公開されていませんが、限られた時期に見学会が開催されます。

所在地

茅部郡森町字鷲ノ木町
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3日目は函館の縄文を攻略。まず「大船遺跡」に向かいます。大船遺跡は、眼下に海、後方には森が広がる自然豊かな丘にあります。集落跡からは100棟を超える竪穴建物跡が見つかっており、なかには深さ2メートルを超える巨大な竪穴も。4～10月には説明員による定時解説が行われていて、遺跡の特徴を学ぶことができます。

所在地

函館市大船町575-1
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続いて「垣ノ島遺跡」に移動しましょう。約6000年にわたる生活の痕跡が見つかっている集落遺跡で、海側にある盛土（もりつち）遺構は長さ190メートルを超えます。4～10月には説明員による定時解説や、実際に出土した遺物を掘り出す発掘体験ができるほか、モバイル端末のアプリを使ったARやVR体験もできます。

所在地

函館市臼尻町416-4ほか
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遺跡見学後は、函館の縄文遺跡のガイダンス施設「函館市縄文文化交流センター」へ。垣ノ島遺跡や大船遺跡の出土品をはじめ、国の重要文化財指定の足形付土版（足形・手形付土製品）など、函館市内で発掘された縄文時代の遺物を展示しています。なかでも、北海道唯一の国宝である中空土偶は必見。地元ではカックウの愛称で親しまれています。

所在地

函館市臼尻町551-1
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