北海道の空の玄関口・新千歳空港から、公共交通機関を利用して函館に入る、鉄道好きにぴったりのコースです。縄文関連施設や観光スポットは、駅から徒歩15分圏内を中心にピックアップ。縄文文化だけでなく、縄文とつながりが深い北海道の先住民族「アイヌ」の文化にも触れます。函館では、縄文関連施設を効率よくまわれる観光タクシーを利用。北海道の名湯「洞爺湖温泉」「湯の川温泉」にも立ち寄るので、温泉好きにもおすすめ。
高砂貝塚
洞爺湖町
入江貝塚
洞爺湖町
垣ノ島遺跡
函館市
大船遺跡
函館市
こんな人におすすめ
見学施設
縄文遺跡
「ウポポイ」はアイヌ文化を体感できる施設。北海道初の国立博物館をはじめ、伝統舞踊などが楽しめるホール、伝統楽器の演奏や、アイヌ料理の調理実食体験ができる体験学習館などがあります。アイヌ文化と縄文文化に共通する独特の世界観に注目。
続いて、北海道の縄文文化に触れる施設へ。「入江高砂貝塚館」は、洞爺湖町の入江貝塚と高砂貝塚の発掘調査で見つかった出土品を中心に展示しています。北海道には生息していないイノシシの牙を人間の歯に模した装身具や、口をぽかんと開けた表情がとてもユニークな土偶（高砂貝塚で出土）、2分の1スケールの竪穴住居などがあります。
貝塚館から「高砂貝塚」へ向かうと、この貝塚で発掘された土偶のモニュメントが迎えてくれます。高砂貝塚は噴火湾（内浦湾）を望む場所にあり、貝塚と墓域で形成された遺跡です。貝塚からは貝類、魚骨、哺乳類の骨などが出土。墓域では、全国的にも貴重な縄文時代の妊産婦の埋葬例が見つかっています。
貝塚館を挟んで反対側にある「入江貝塚」では、貝塚と墓域、竪穴建物跡が多く見つかっています。貝塚の断面を切り取って固めた標本を、長さ約20メートルにわたってトンネル内に展示。また、縄文時代に作られたものに近い状態で建物を復元しており、骨組みだけの建物と、「土ぶき」の建物を見ることができます。
2日目は函館へ移動。函館駅前から、タクシー会社が提供する観光タクシープランを利用して、市内の縄文スポットを約3時間でまわります。最初の目的地の「函館市縄文文化交流センター」は、国の重要文化財の足形付土版など、函館市内で発掘された縄文時代の遺物を展示しています。北海道唯一の国宝である「中空土偶」は一見の価値あり。
続いて「垣ノ島遺跡」に移動しましょう。約6000年にわたる生活の痕跡が見つかっている集落遺跡で、海側にある盛土（もりつち）遺構は長さ190メートルを超えます。4～10月には説明員による定時解説や、実際に出土した遺物を掘り出す発掘体験ができるほか、モバイル端末のアプリを使ったARやVR体験もできます。
大船遺跡は、眼下に海、後方には森が広がる自然豊かな丘にあります。集落跡からは100棟を超える竪穴建物跡が見つかっており、なかには深さ2メートルを超える巨大な竪穴も。4～10月には説明員による定時解説が行われていて、遺跡の特徴を学ぶことができます。
旅の最後は北海道三大温泉郷のひとつ「湯の川温泉」で、ゆったりと旅の疲れを癒やしましょう。湯の川温泉街にあるホテルや旅館のなかには、日帰りで温泉に入浴できる施設があります。帰りの時間に余裕があるかたは、食事と入浴がセットになったプランがおすすめ。日本一空港に近い温泉街なので、車で10分ほどで函館空港に到着です。
①ウポポイの後に
登別マリンパークニクス
約400種・20000点の生き物を展示する水族館で、デンマークの実在する城をモデルに作られました。カメや爬虫類の展示施設や遊園地などもあり、ファミリーで楽しめます。
⑤函館市縄文文化交流センターの前に
かなや本店
長万部名物「かなやのかにめし」を店頭で販売しています。店舗併設の休憩施設、その名も「自由席」では、レトロな列車の雰囲気のなか、かにめしを食べることができます。
⑤函館市縄文文化交流センターの前に
八雲町木彫り熊資料館
八雲町で一大ブームを起こした木彫り熊の歴史が詰まった施設です。北海道第1号の木彫り熊やそのモチーフとなった舶来の木彫り熊、スキーをする木彫り熊などのユニークな作品も展示。
⑤函館市縄文文化交流センターの前に
大沼国定公園
活火山「駒ケ岳」と、その噴火でできた大沼湖、小沼湖、じゅんさい沼、大小126の島などからなる国定公園です。カヌーやサイクリング、冬にはワカサギ釣りなどが楽しめます。
キウス周堤墓群
北黄金貝塚
高砂貝塚
入江貝塚
鷲ノ木遺跡
大船遺跡
垣ノ島遺跡
こんな人におすすめ
垣ノ島遺跡
大船遺跡
こんな人におすすめ
垣ノ島遺跡
大船遺跡
こんな人におすすめ
大船遺跡
垣ノ島遺跡
こんな人におすすめ
